本当に思い出すのも辛いのですが...当時私は37歳、妻と男の子2人(4歳、3歳)で暮らしていました。

結婚当初は私の両親と同居していたのですがやはり嫁姑問題などでうまくいかず、5年で別居することになりました。

しかし私の両親は年金もまともにはもらっておらず、自立できないため私が援助している状態でした。

その状態での別居ですから私は2家庭分の生活を維持しなければならなくなってしまい生活はギリギリの状態でした。

それでも妻の苦労を考えるとお金は無くても気楽に生活出来るようになりちょっと安心していました。

そんな生活もつかの間、突然の父の死の連絡が入りました。両親とは絶縁状態だったのですが、私は一人っ子の長男...両親にとっては他にすがるところもありません。

このとき母はどうしたらいいかと泣きじゃくっていましたが、私はこの一番お金の無いときにどうすりゃいいんだ?と考え、涙すらでませんでした。

だって遺体は病院の霊安室に安置されたまま葬儀の予定すらたたず、行き場所の無い状態でした。葬儀会社に頼みたくてもお金は全くありません。

しかしいつまでも霊安室に遺体をおいておく訳にいきません。本当に悩み、苦しみ、考え、結局妻の両親に頭を下げ、葬儀代を肩代わりしていただく事にしました。

信用して娘を嫁に出したのに嫁姑問題で娘に苦労をかけた私の親の葬儀代を肩代わりしてもらうなど本当にお願いするのが辛かったのですが、義両親は私を信じて快く葬儀代を工面してくれました。

ご存じじゃない方もいらっしゃると思いますが、葬儀代は葬儀完了時に全てキャッシュで支払いをしなければなりません。

他にお坊さんへの支払いはその場でキャッシュです。

しかもどんなに質素な葬儀にしてもかるく100万は超えてしまいます。

こういう予期せぬこともあるので本当に貯蓄は大切ですね。